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早野歯科医院のオフィシャルブログ

神奈川県摂食・嚥下障害歯科医療担当者研修会
こんばんは。

早野歯科医院院長の早野です。

今月から、上記のタイトルにある研修セミナーに小田原歯科医師会のメンバーの代表として

受講しています。

今日は、第3回目で、2週間に1度の6回コースとなっています。

では、どんな内容かというと、その中で興味深い内容をここで紹介いたします。

摂食・嚥下は、歯科でもここ数年、超高齢化社会に向けて注目されている分野で、

食べる、飲み込むとい行為は、普通の方には当たり前のことと思いますが、

高齢化になると、この機能がうまくいかなくなり、誤嚥性肺炎を誘発してしまう

嚥下というのは、非常に重要な行為なのです。

ちなみに、日本人の死因の原因第4位は肺炎で、

第5位は、不慮の事故。

その、不慮の事故のなかで一番多いのは窒息なのです。

肺炎、窒息共に歯科領域に関わりのある分野です。

また、窒息を起こす因子で危険な因子として、

臼歯(奥歯)の咬合なし、認知機能低下、食事の自立

が挙げられます。

ここで、奥歯の大切さというのを考えさせられます。

奥歯がない方は、有る方より4倍以上窒息事故の人数が多く、

また、なくても入れ歯を入れている方は、何もない方の半分くらいの率になります。

ですから、入れ歯の重要性がありますが、どの時点で入れ歯を入れていくか

というのも問題点としてあげられます。

要介護4、5の方に入れ歯を新たに作るのはかなり困難、

ですから、歯医者さんに通えるうちに入れ歯を入れる必要が有ります。

もちろん、今では訪問歯科診療というものがありますが、

やはり、そこでの治療は、器材にも技術にも制限があるのです。

ですから、そうなる前にある程度口腔内の環境を整えないといけないかもしれません。

また、咀嚼器官とはと考える時、1番に思い浮かぶのはやはり

歯、ですが、他にも口蓋、顎、舌、頬、口唇、唾液も器官に考えられ

また、それらを司る脳の咀嚼制御メカニズムが咀嚼を機能的に起こすため、

咀嚼障害といった時、義歯が原因なのか

ほかの器官が原因なのかを考えないと、いくら義歯を作製しても嚙めないという結果となります。

講師の先生に言われたことは、今の現状は

口から食べられるもの、食べられないものというのは、その方の居る環境が決めているとおっしゃっていました。

食べるという行動は、ほんと、奥が深い。

ちなみに、窒息の原因で1番多いのは、お餅で年間、五千人以上

2番目は、ご飯です。

数年前に、こんにゃくゼリーで窒息が起こりましたが、

15年で18人とのこと。

お餅の窒息は、毎年の事であまり騒がれないが、

こんにゃくゼリーはここぞとばかりにたたかれたことを

講師の先生は、どうなのと言われてました。

マスコミの取材にもこたえたがボツにされたとのことでした

確かに、2歳の子にあのこんにゃくゼリーを食べさせるのは

かなりリスクのあることですし、

摂食・嚥下が困難の方にも無理があります。

何を食べることができるかを考えることは、あまり考えたことがないかもしれませんが、

みなさん注意深く考えてみたください。

また、ゆっくりよく噛んで

咬むこと、嚥下することの大切さを改めて認識する有意義なセミナーでした。




投稿者 早野歯科医院② (2011年10月30日 22:13) | PermaLink

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